みちなるみちのく

東北180市町村を回った筆者が、あなたの知らない東北(みちのく)をご紹介します。

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地元民も知らない!?秋に楽しむひまわり —— ねまわりのひまわり

ねまわりのひまわり

という可愛らしい名前のひまわり畑が、宮城県にはあります。 

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例年9月に見頃を迎える「ねまわりのひまわり」。(2017年9月撮影)

宮城県松島町根廻(ねまわり)地区で毎年、有志の方が整備してくださっているひまわり畑で、他のひまわり畑が終わってしまった秋でも楽しめるようにと、種を蒔く時期を調整して9月に見頃が来るようにしてあります。

 

大々的な宣伝もせず、手作りで続けてきた畑なので、松島町の人でも地区が違うと知らない人も結構いるほどです。

 

今年は、例年ひまわりの見頃に合わせて開かれるお祭りは残念ながら中止になってしまったのですが、ひまわりは咲いています

この愛らしいひまわり畑をぜひ多くの方に知ってもらいたいと思い、私が訪れた2017年の写真をもとに紹介していきます。 

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秋のひまわり達は、まぶしすぎない黄色が優しい。(2017年9月撮影)

ねまわりのひまわりは、松島町の中でも観光として有名な松島海岸から内陸にぐっと入った場所にあります。

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根廻(ねまわり)地区を示す信号機の表示。JR愛宕駅から15分ほど歩いた。(2017年9月撮影)

ここのひまわりは、子ども達が目線の高さでひまわりを楽しめるようにと、背丈が1メートル程度までしか伸びない品種を選んでいます。

約20万本のひまわりが休耕田に並ぶ様子は、さながら海原のよう。

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ひまわりの背丈が低い分、見通しが効いてどこまでも黄色い波が続くように見える。(2017年9月撮影)

夏のぎらぎらした日差しのもとではなく、秋の柔らかな空の下で見るひまわりは、なんだか気持ちを穏やかにしてくれます。

 

彼岸花と一緒にひまわりが咲くのも、9月に見頃を設定しているからこその光景。

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彼岸花越しに見えるひまわり畑(2017年9月撮影)。今年は例年よりひまわりの見頃が少し早いので、彼岸花は間に合わないかも。

混雑することもなく、秋の爽やかな風の中で、里山の風景とともに楽しめるひまわり畑。

ひまわりって、普通は元気をもらうイメージですが、ここではなんだか「癒し」という言葉がぴったり合いそうです。

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里山の風景に溶け込む、癒しのひまわり(2017年9月撮影)。

松島町役場に問い合わせたところ、今年はちょうど先週あたりから咲き始めて、今まさに見頃とのこと。

訪れる場合は来週末くらいまでがおすすめです。