みちなるみちのく

東北180市町村を回った筆者が、あなたの知らない東北(みちのく)をご紹介します。

早くも紅葉!?標高1600mの別世界 —— 錦秋に向かう浄土平(福島)

つい先日、今が見頃のひまわり畑の記事を書いたばかりですが、東北ではまもなく、紅葉シーズンが始まります。

 

いくら緯度が高いとはいえ早すぎでは!?と驚かれそうですが、緯度が高い+標高が高いという効果が加わると、最初に紅葉する場所ではあと1週間ほどでピークを迎えることになるのです。 

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浄土平から鎌沼(後述)に向かう途中で、2017年9月30日撮影。今年もあと10日ほどすると、この地に錦秋の世界が広がる。

仙台に住んでいた頃、早い時期から楽しめる紅葉スポットの中でも、福島県の浄土平(じょうどだいら)と、そして宮城・岩手・秋田の県境にそびえる栗駒山(後日また記事を書きます)は初心者でも行きやすくアクセスも良かったので、この時期になると浄土平ビジターセンターのFacebookページは頻繁にチェックしていました。

 

その浄土平ビジターセンターの、最近の投稿がこちら。

湿原がいい感じ色づき始めています!

歩いている人の服装からわかるように、防寒具必須別世界です。

 

浄土平(じょうどだいら)とは、福島市中心部から西へ車で一時間ほど、山形県との県境付近にそびえる吾妻連峰の東端に位置する湿原です。

吾妻連峰を構成する吾妻小富士(あずまこふじ)一切経山(いっさいきょうざん)といった標高1700~1900メートル前後の火山に囲まれた平らな場所で、標高は1600メートルほど。

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上から(吾妻小富士山頂付近から)見下ろした浄土平。すり鉢状になっているのがよくわかる。手前中央からまっすぐ降りていくのが吾妻小富士の登山道、写真中央付近の駐車場の奥に広がるのが浄土平湿原。湿原をぐるっと一周できる木道が整備されている。(2017年撮影)

太古の火山活動によって降り積もった火山灰などで形成された独特の土壌に、美しい高山植物が息づいています。

 

湿原を散策して草紅葉(くさもみじ)を楽しむもよし、体を動かすのが嫌いでなければ、樋沼(おけぬま)鎌沼(かまぬま)まで登って木々の紅葉を楽しむのもよし。

お子さん連れから登山が趣味の人まで、それぞれの楽しみ方ができます。

(それぞれの沼へは、現地にわかりやすい地図があります。)

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不思議な青色をたたえる樋沼。紅葉した落葉樹と常緑樹とのコントラストがまぶしい。(2017年撮影)

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鎌沼は樋沼と比べ少しきついトレッキング(ほぼ登山)になるが、より"別世界感"が増す。(2017年撮影)

一昨日17日木曜日に撮影したという写真では、ミネザクラの葉が綺麗に赤く染まっています。

このあたりに生える植物の中でも早くから紅葉するタイプではありますが、それでもちゃんと朝晩冷えなければこの色は出ないので、やはり季節がしっかり進んでいるのを実感します。

 

さらに、さきほど今日19日の投稿を見ていたら、お昼ごろの時点で駐車場9割埋まっていたとのこと!

まだまだ色づき始めた程度なのに、さすがの人気ぶりです。

 

浄土平周辺エリアの今年の紅葉ピークは、おそらく今月末頃。

土日に行く場合は9月26日~27日の週末か、10月3日~4日の週末か悩ましいところですが、エリア全体が広いのでどちらの週末でもちゃんと楽しめるスポットがあると思います。

天気予報と相談しながら、晴れ間の期待できるタイミングでおでかけするのがおすすめです。

 

ただし、たとえ晴れていても山の天気は荒れやすいので、天気が変わり始めたら無理は禁物

そして、地上と比べて10度以上気温が低いので、防寒具は忘れずにお持ちください!