宮城県北西部の加美町(かみまち)には、薬莱山(やくらいさん)という標高500メートルほどのおにぎり型の山があります。
春にはヤマザクラが綺麗なこの山の裾野に、やくらいガーデンという観光庭園があります。
そこで今、広さ約3.5ヘクタールの花畑にマリーゴールドやサルビア、ベコニアなど20種類、約13万株の草花が咲き誇っています!
実はこのやくらいガーデン、仙台在住時代に車を持っていなかった私にとってなかなか行きづらく…、行きたかったのに行けなかった場所の1つ。
最近、せっかくFacebookページの引用の仕方を学んだので(笑)、今日はやくらいガーデンさんの公式Facebookを元にご紹介していきます!
やくらいガーデンは春も夏も秋も花に囲まれていて、初夏のバラや真夏のひまわりも見ごたえがありますが、やはり一番カラフルなのは秋。
ことしは、7月に晴れる日が少なく、例年通りに生育が進むか心配されていたそうですが、8月以降の日差しのおかげで綺麗に咲いているとのこと。
10月末のハロウィンに向けて、可愛らしいデコレーションが盛り上げてくれています。
やくらいガーデンでは他にもキバナコスモスが見頃の花畑もあって、どちらを見ても鮮やかな色彩に元気をもらえそうです!
やくらいガーデンのある加美町は、かつてこのあたり一帯を治めていた大崎氏が最後の城を築いた場所。
町の中心部は豊臣秀吉の命により廃城になるまで城下町として発展した地で、江戸時代には米作りが盛んな大崎地方の米を江戸へと運ぶ道のりの要衝でした。
今では町内に鉄道は走っていないのですが、仙台から高速バスが通っています。
(私が加美町を訪れたのが冬だったので、季節はずれの雪景色ですみません。)
この地区には600年以上前から伝わる「初午まつり火伏せの虎舞」という伝統行事があり、かつて春の強風により火事が多かったことから、虎の威を借りて風をしずめ、火伏せの祈願をしたことが始まりだそうです。
伝統が息づく加美町、そのシンボル的存在の薬莱山のふもとに位置するやくらいガーデン。
冒頭でご紹介したメインお花畑は、来月10月中旬まで楽しめるとのこと。
こんな記事を書いていたら、私も久しぶりに加美町に行きたくなってしまいました…!
10月中旬には、薬莱山の木々も赤や黄色に色づきそうです。