みちなるみちのく

東北180市町村を回った筆者が、あなたの知らない東北(みちのく)をご紹介します。

カーブが69個!東洋一の鉱山廃墟!?個性的な紅葉を車窓から楽しむ絶景3選

関東でもだいぶ涼しくなったこの頃ですが、今夜は北海道の峠道に雪が降るかも…と言う予想もあって、季節が着実に進んでいるのを感じます。

たびたび紅葉の記事を書いていて「またか」と思われそうですが、本当に美しいので書かずにはいられません

今日は、今が美しい「車窓から楽しめる」絶景をピックアップ。

最近は全国的に観光地の人出が戻りつつあって、あまり人が多い場所へは行きたくない…という方にもおすすめです。 

 


1.69個ものカーブを越えて岩木山を登る:津軽岩木スカイライン(青森)

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(写真リンク元:津軽岩木スカイラインHP)

青森県津軽地方のシンボル・岩木山(いわきさん)

「お岩木山(いわきやま)」の演歌でも知られるこの山は、標高1625メートルの綺麗な富士山型で、「津軽富士」とも呼ばれます。

その岩木山の8合目まで車で登れる有料道路が「津軽岩木スカイライン」

なんと69個ものカーブをジグザグと進んでいく驚異的な道路です。

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(写真リンク元:津軽岩木スカイラインHP(夏の様子))

紅葉前線はちょうど今、そのカーブを中腹に向かって降りてきているところ。

カーブばかりあるので、道路の管理会社が出す紅葉情報も「今は○番目のカーブが見頃」といった具合。

ちなみに昨日10月8日時点の情報で、40番カーブから50番カーブが「見頃」20番から37番カーブが「色づき始め」だそうです!

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(写真リンク元:津軽岩木スカイラインHP(2020年10月14日の様子))

長い道路の途中には展望スポットの駐車場もあり、運転者もゆっくり紅葉を撮影したり、運転を交代したりできます。

本州でもっとも北にある山の1つであるため初冠雪も早く中腹が紅葉真っ盛りのタイミングで山頂付近が雪をかぶることも。

そうなると山頂の、中腹のオレンジ、ふもとのという3段染めが楽しめます。

 

2.魅力は樹氷だけじゃない!:蔵王エコーライン(宮城・山形)

蔵王と言えば冬の樹氷スキー温泉が有名ですが、秋の紅葉も外せません

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蔵王エコーライン沿いには見どころがいっぱい!(2015年撮影)

宮城県から山形県へ、蔵王連峰を東西に横切る山岳道路が蔵王エコーライン

道路の両脇に続く紅葉はもちろん、途中には滝見台などの展望スポットもあります。

今はちょうど標高1000メートルあたりが見頃

 

ちなみに「蔵王山」という山はなく、刈田岳や熊野岳といった複数の山が連なって連峰を形成しています(気象庁が火山情報を出す際には便宜的に「蔵王山」と呼んでいます)。

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紅葉は山頂付近からふもとへ、一ヶ月ほどかけて降りていく(2015年撮影)

蔵王エコーラインの最高点から、その刈田岳(かっただけ)の山頂付近にある火口湖「御釜(おかま)」までは蔵王ハイラインという有料道路がつながっています。

御釜(お釜と表記することも)の水はエメラルドグリーンをしている日が多いですが、日や時間帯によって色が変わる不思議なスポット。

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火山性の物質が溶け込む御釜(2015年撮影)

なお、紅葉シーズンは車が多くなるので、時間に余裕を持ったスケジュールで焦らず楽しみましょう。

 

3.紅葉も廃墟も雲海も楽しんで:八幡平アスピーテライン(岩手)

八幡平アスピーテラインは、岩手県にある八幡平(はちまんたい)という山を車で登り、秋田県側へ抜けることができる道路です。

蔵王のように混雑することも少なく、いわば穴場スポット

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八幡平アスピーテライン中腹の御在所パーキング付近(2016年撮影)

赤やオレンジに紅葉した落葉樹と、その合間に生える常緑樹とでパッチワークのような可愛らしい紅葉風景が魅力です。

中腹の展望スポットから木々の向こうに見える建物群は、1969年に閉山した松尾鉱山跡

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紅葉越しに見える廃墟(画面中央奥)(2016年撮影)

かつて東洋一の鉱山とも言われ、「雲上の楽園」と表現されるほど充実した鉱山都市を形成していましたが、今はアパート群廃墟になっています(私有地なので立ち入ることはできません。遠くからご覧ください)。

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かつての鉱山都市の様子(休憩所にてパネルを撮影・2016年)

朝早い時間に走ると雲海に出会えることも。 

冷え込んだ秋の早朝に高い山で雲海が出ることは珍しくありませんが、八幡平は展望スポットの駐車場から雲海が見やすい位置取りなのでおすすめです。

 

八幡平アスピーテラインでは今、中腹あたりがちょうど色づいています。

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(八幡平市観光協会HPより)

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それぞれが個性的すぎる東北の紅葉たち。

ぜひ皆さんのお気に入りを見つけて、楽しんでください!