このところ、2ヶ月くらい前に書いた記事のアクセスが何故か増えていると思ったら…、
「#はてなで教えてキャンペーン」で受賞していました!!
《執筆コース》の「#わたしの大事なお店」部門で応募した、こちらの記事。
受賞者3人のうちの1人に選んでいただき、企画協力のぐるなびさんが何やら賞品を送ってくださるそうです。
そんなわけで今日は、今はもう行くことができない「伊原純平」について、もうちょっとだけ語らせてください。
「伊原純平」が看板もなく、なかなかたどり着けないという話をさきほどの記事にも書きましたが、実は私自身も、最初に行こうとしたときは2回ほど通り過ぎてしまいました。
近くにまったく目印がないわけではなく、JR小砂川駅方面から行くと手前に郵便局があって、田舎の飲食店にしてはわかりやすい方かもしれないのですが、とにもかくにもお店の雰囲気が慎ましすぎるのです。
でも、お店に入ってラーメンをいただくと…、お店の飾らない、慎ましい感じと、優しいラーメンの味、そして静かで物腰柔らかなご主人の雰囲気がすべて、ほどよく調和しているように感じて、たまらなく居心地がよくなるのです。
「伊原純平」のある秋田県にかほ市は、鳥海山のふもとに広がる海沿いの街です。
山のふもとなのに海沿いってどういうこと??と思われそうですが、これは日本ならではの特徴的な地形です。
海沿いの道路から鳥海山を見ると、こんなに大きく見えます。
山頂の位置は海岸から直線距離でわずか10キロちょっと。
それだけ海に近い場所で2000メートルを優に超える山が存在するのは、日本がプレート境界にあり地殻変動が盛んなためです。
そんな鳥海山に車で登るための道「鳥海ブルーライン」は、すでに1ヶ月ほど前、冬期通行止めに入りました。
鳥海山ブルーラインの冬期通行止めは、例年4月末か5月はじめまで続きます。
みちのくの長い長い冬です。
「伊原純平」のご主人、元気かな。
お店を辞めて、冬は余計に長く感じるかもしれないけれど、これまでずっとがんばって営業してきた分、ゆっくり過ごしてもらえたらな、と思います。