今週のお題が「住みたい場所」ということで、私の独断と偏見で東北の"住みたい場所"をご紹介していきます。
第何弾までやれるか不透明ですが、まずは第一弾。
秋田県にかほ市にある、小砂川(こさがわ)地域です。
小砂川は、小さな漁港を持つ静かな街です。
漁の目玉は夏に岩牡蠣、冬にはタラ。
特に岸のすぐ近くで獲れる岩牡蠣は、すぐ近くにそびえる鳥海山の伏流水がダイレクトに海に流れ込むという、地形の恵みが生み出した小砂川自慢の幸です。
秋田・山形の県境にそびえる鳥海山(ちょうかいさん)は、海岸からすぐの立地にも関わらず標高は2236メートルもあり、山頂付近には夏でも解けない万年雪(まんねんゆき)があるほど雪の量が多い山です。
その雪解け水は伏流水となって四方へ流れて行き、一部は海まで到達します。
山のミネラルたっぷりの伏流水は透明度も高く、美しい海を形成します。
晴れた日にはいつまでも眺めていたくなるような、絵画の中のような風景。
そして同時に、岩牡蠣をはじめ、アワビやサザエなどを育む、豊かな漁場でもあります。
鳥海山の伏流水はいたるところから湧き出ていて、数多くの美しい渓流や滝が観光地にもなっています。
透き通った水は生活を潤す存在にもなっていて、伏流水が湧き出る場所には水汲み場もあります。
夏にはときどきスイカを冷やしている人も。
自然の恵みとともに生きる場所で、自然とともに味わう贅沢です。
美しいものに囲まれて過ごす、穏やかで特別な時間が、ここにはあります。
住みたい場所・第一弾、秋田県の小砂川。
私の大好きな場所を、明日以降もご紹介していきます!