久しぶりに日本酒の記事です!
今回は、山形県鶴岡市の冨士酒造が醸す秋限定の無濾過生原酒「GRAVITY」です。
冨士酒造は山形県の沿岸部、鶴岡市にある創業1778年(安永7年)の蔵元。
山形県内では珍しく、四季醸造をしています。
通常は「新酒の季節」という言葉があるように、秋にお米が収穫されたあとにお酒を絞るのが定番ですが、四季醸造では年間通じて酒造りを行います。
つまり、季節を問わず毎月フレッシュなお酒を出荷できるということです。
「栄光冨士」は代表的な銘柄の一つですが、その秋限定酒が「GRAVITY」。
今年の秋からリブランドして「GRAVITY」の名をつけるようになった無濾過生原酒で、一度も火入れをしていない瑞々しい口当たりが特徴です。
「GRAVITY」=引力という名前は、日本酒好きな人間を「引きつけて」2杯目も3杯目もついつい飲んでしまうような「引き寄せる」力を持ったお酒になるようにと願いが込められているそうです。
(冨士酒造公式Facebookより)
酒米は山形県産の「出羽の里」を使用し、60%まで磨いた純米吟醸。
蔵元によると、秋刀魚のお刺身やきのこ料理など秋の食材と合わせるのがおすすめとのことで、料理の和洋を問わず合わせられるお酒です。
酸味はしっかりありますが生酒ならではの瑞々しさと果実味もあるので全体がよくまとまっていて食事によく合います。
冨士酒造がコンセプトとして大切にしている、キレイで飽きが来なくて食事に合う、という特徴がよく表れているお酒です。
(冨士酒造公式Facebookより)
冨士酒造のお酒は、オンラインショップで買うことができます。
山形のお酒は十四代で有名な高木酒造や東光の銘柄で知られる小嶋総本店など、内陸地域のものが全国的に知名度が高いですが、今回鶴岡のお酒を飲んでみて、沿岸もいける!と知りました。
東北のお酒はすでにかなり飲んだ自負がありますが、まだまだ知らないお酒がたくさんあるので、これからも開拓していきたいと思います!