今日1月5日は、暦の上で「寒さが本格化する頃」とされている小寒(しょうかん)です。
中国から伝わった二十四節気の一つで、小寒から立春の前日「節分」までの約1ヶ月間が、一年でもっとも寒い期間、「寒中」や「寒の内」と呼ばれる期間となります。
そのため小寒は「寒の入り」とも言われますが、今年は寒に入った途端に強烈な寒気がやってきそうです。
そしてその寒気の中、明日1月6日は本州の南岸を低気圧が通過し、太平洋側を中心に各地で雪が予想されています。
青が雨、白が雪の予想で、水色は雨または雪、つまり雨になるか雪になるか予報が難しい場所です。
気象庁から発表されている情報では九州~関東の平地でも雪が積もるおそれがあるという見通しになっています。
東京都心は雪が降ったとしてもちらつく程度となる可能性もありますが、それでも厳しい寒さになりそうです。
正午の予想気温が東京4℃、秋田0度、大阪・名古屋で6度など、信じられない数字ばかりが並んでいます。
これはもう、雪が降っても降らなくても、衝撃的なくらいの極寒になりそうです。
明日はとにかくコートもマフラーも手袋も使って、出来得る限りの防寒対策で寒気を迎え撃つほかありません。
ちょっとやりすぎかな?と思うくらい大げさに着込んでちょうどいいくらいだと思います。
なお、以前の記事でもご紹介しましたが、
「寒中」に気温が低くなることを利用して、古くから、「寒仕込み」や「寒造り」といって、様々な食品の加工が行われてきました。
味噌や素麺、そして日本酒など、厳しい寒さによってより美味しくなるものがあり、昔から多くの人が美味しいものを追求して厳しい寒さの中でも試行錯誤を繰り返してくれたおかげで、私たちは今、様々な食を楽しむことができています。
厳しい寒さの中でも、先人が開拓してくれた美味しいものを味わいつつ健康に乗り切りましょう!