今年の冬はとにかく厳しい寒さと雪が長引く、という話題をこれまで何度かお届けしてきましたが、
平年比300%超!今年の東北は「雪」ばかり - みちなるみちのく
「雨水」迎えど雨に変わらず 冬の辛抱もうひと息! - みちなるみちのく
この土日からようやく
西日本から関東を中心に日中は15度前後まで上がり、東京など
北日本で氷点下が続いていたところも、ようやくプラスの気温になってきそうです。
やっと長かった冬から解放される…という一方で、心配なのが
すでに東京を含め各地でスギ花粉の本格的な飛散が始まっていますが、このさき東北も含めて広い範囲で
今年はまだまだ大丈夫…と思っている人も、この土日からはしっかり対策をするのがおすすめ。
そしてもう一つは、
今週すでに、新潟県では大規模な雪崩によって巻き込まれた人が亡くなったり、道路が塞がれる場所が出てきますが、
この土日以降、急激な気温上昇によってあちこちで雪崩が発生するおそれがあります。
また、雪崩が起きるような山沿いでなくとも、建物の屋根などから落ちてくる雪には要注意。
雪なんてもともと水だし落ちてきてもケガするくらいでしょ、と思いきや、雪の質によっては
すでに青森県では屋根の上に積もった雪の重みで潰れてしまった家もあり、
ちなみに落雪は人が被害を受けるだけでなく、
「うちの屋根の下は誰も通らないから大丈夫」ということにはならないのです。
長く待ち焦がれてきた春本番の陽気。
春は過ごしやすい陽気や生命の息吹をもたらす一方で、同時に沢山の見えない危険を伴ってやってきます。
リスクにはしっかり対策をして、「春」とうまく付き合っていきたいですね。