今日4月18日、盛岡で平年より早い桜の満開が発表され、ついに東北北部でもお花見シーズン真っただ中。
岩手県内には県庁所在地である盛岡をはじめ各地に桜の名所がありますが、もし岩手の桜を一度も見たことがないのであれば最初におすすめなのが、今まさに見頃に北上展勝地です。
東北有数の桜の名所として知られ、「さくらの名所100選」「みちのく三大桜名所」に数えられています。
「展勝地」といういかにも景色がよさそうなこの場所は、岩手県を南北に流れる一級河川・北上川のほとりにある広大な公園。
景色が美しいだけでなく起伏に富む地形によって見晴らしが良いことから、「展望(=見晴らし)」と「景勝地(=景色の良い場所)」を組み合わせた「展勝地」と名付けられました。
四季折々いつでも素晴らしい風景が楽しめますが、やはり何と言っても春の桜は圧巻!
約2キロにわたる桜並木、そして300hPa近い広大な敷地内にはあわせて約150種・1万本ほどの桜が植えらえています。
並木の下を歩いても良し、小高い丘から見下ろしても良し。
また様々な種類の桜を見比べたり、混雑する時期を避けて遅咲きのカスミザクラなどを見に行くこともできて、楽しみ方も色々。
時を忘れて桜の世界に思いっきり浸ることができます。
ちなみに以前このブログでご紹介した、サトウハチロー記念館もこの北上展勝地の敷地内にあります。
今年2022年はこいのぼりの掲揚や遊覧船などは中止していますが、「さくらまつり」自体は開催中です。
今年の見頃はあと数日続き、今週末(4月23~24日)ごろには桜吹雪も楽しめそうです。
北国の厳しい冬を乗り越えた桜たちが織り成す、言葉を奪うほどの美しさ。
北上展勝地の魅力を、ぜひ一人でも多くの方に知っていただきたいです!