みちなるみちのく

東北180市町村を回った筆者が、あなたの知らない東北(みちのく)をご紹介します。

穀物をうるおす雨 今日は二十四節気の穀雨

今日4月23日は二十四節気の一つ、穀雨(こくう)

暦の上で、雨の量が増え始め穀物の成長に適した時期、とされています。

今日は太平洋側を中心にあちこちで雨が降りました。

1年を約2週間ごとに区切って表す二十四節気は、今日の穀雨の前が清明(せいめい)、そして穀雨の次が立夏(立夏)です。

清明は草木が芽吹く清々しい時期、立夏は夏が始まる時期という意味なので、清明の頃に目覚めた命たちが穀雨の頃の雨に育まれ夏に向かっていく、という自然界のストーリーが垣間見られるようです。

二十四節気はもともと中国の伝統的な暦が日本に1000年以上前に持ち込まれたもので、必ずしも日本の天候に合わせたものでもなく、また現在のカレンダーに合うものでもないので、その意味についても今ではあくまで「暦の上で…」と断り書きをもって説明されます。

つまり、毎年毎年この節気の通りに季節が進むとは限りません

とはいえ、やはり昔の人が考えたことには先見の明があると言いますか、毎年季節を観察していると、不思議と節気がよくなじんでいるのを実感することがよくあります。

 

ところで穀物と言えば現在の日本では主に稲と麦ですが、東北での稲の田植えは通常、5月以降に本格化します。

東北よりも温暖な関東以西では4月中から田植えがかなり進んでいるので、少し遅く感じるかもしれません。

ただ、東北の中でも各地に先駆けて田植えをする農家さんがいます。

news.yahoo.co.jp

通常よりも早く田植えをするものを「早場米(はやばまい)」と呼ぶことがありますが、この時期の田植えというのは東北にとってはかなり早いと言えます。

収穫は8月20日頃を予定していて、いち早く新米を届けられるのが特徴です。

このニュースに出てくる黒澤さんは宮城のローカルニュースに毎年出てくる方で、地元のテレビや新聞を見ている人にはおなじみ

私も宮城に住んでいた頃、テレビで黒澤さんの田植えのニュースが流れると、「あぁ今年もこの時期が来たんだなぁ」と感じていました。

ニュース中のインタビューで黒澤さんもおっしゃっている通り、稲の成長に雨は欠かせません

今週から来週にかけて全国的に雨の日が多くなり、仕事やおでかけが大変という方もいらっしゃると思いますが、田んぼですくすくと育つ稲の姿を想像すると、少し心持ちが軽くなるかもしれません。