昨日今日と全国的に一気に気温が下がり、少し前までの残暑が嘘のように秋めいてきました。
東北各地ではそろそろ山の衣替え。
標高1500メートル付近の山々では紅葉が始まっています。
上の記事は岩手県の北部、秋田県との県境付近にある三ツ石山で、例年本州でもっとも早く紅葉を迎える場所の一つ。
みついしやま、または、みついしさんと読んで、県内外の登山客に人気の山です。
以前の記事でご紹介したこともありますが、
稜線の地形の関係で斜面の見事な紅葉を一望でき、まさに「絶景」の一言。
複数の登山ルートがありますが、網張温泉(あみはりおんせん)スキー場のリフトを使うと、登山初心者でも徒歩2時間半くらいで山頂にたどり着くことができ、紅葉シーズンは帰り道にバスも利用できてさらにアクセスしやすくなります。
近くに有名な温泉も多く、さきほどのリフト乗り場近く(というかすぐ横)の網張温泉では5つの温泉を楽しめるほか、
「日本秘湯を守る会」に所属する松川温泉などなど岩手の名湯が揃っています。
三ツ石山の紅葉は9月末まで楽しめる年もありますが、今年はここ数日で一気に冷え込んでいるため、今週末の三連休(9/23~25)にはピークを迎えそうです。
一方でこのさきは紅葉が見頃となる山は一気に増えて、宮城県の栗駒山(くりこまやま)や、
福島県の浄土平(じょうどだいら)、
そして青森県の八甲田山系(はっこうださんけい)や岩木山(いわきさん)など、
車で気軽に行ける場所から玄人向けの険しい山まで盛りだくさんです。
このブログでも引き続きおすすめ紅葉スポットを随時お伝えしていきますが、草木の色づきが進む気温というのは、だいたい7度と言われています。
つまり紅葉が綺麗な場所は、少なくとも朝晩はそのくらいの気温まで冷えるということです。
この時期、都市部はまだまだ薄着でちょうどいい気候ですが、紅葉スポットで服装を間違えると低体温症で命に危険が及ぶこともありますので、防寒対策はしっかりして、また時間に余裕を持って楽しんでください!