津軽のシンボル・岩木山(いわきさん)では現在、5合目から8合目にかけて紅葉が見頃となっています。
ニュース写真にも登場する見事なつづら折りの道は、岩木山の8号目まで車で登ることができる「津軽岩木スカイライン」。
なんとカーブが69個もあるという驚異的な道路です。
(写真リンク元:津軽岩木スカイラインHP(夏の様子))
カーブばかりあるので、道路の管理会社が出す紅葉情報も「今は○番目のカーブが見頃」といった具合になります。
ちなみに本日(2022年10月14日)HPを確認したところ、
40番カーブから8合目にかけて見頃です。
25番カーブから40番カーブにかけて色づきです。
となっていて、なかなかユニークな紅葉情報です(HPは下記リンク)。
青森県の西側およそ半分の地域を「津軽地方」と呼びますが、その大部分が「津軽平野」と呼ばれる見通しの良い平野であるため、多くの人が毎日のように岩木山を見て日常を過ごします。
地元から親しまれるこの山は「お岩木さん」や「お岩木様」と呼ばれたり、また富士山のようなきれいな円錐形をしていることから「津軽富士」とも。
古くから山岳信仰の対象にもなっていて、「岩木山の登拝行事」は国の重要無形民俗文化財にも登録されています。
(写真リンク元:津軽岩木スカイラインHP(過去の様子))
歴史と伝統を感じる美しい岩木山ですが、冒頭でご紹介したように現在では車だけでも気軽に登ることのできる山でもあります。
ちなみに8合目より上を目指したい場合は、津軽岩木スカイライン終点の駐車場に停めてリフトで9合目まで行き、そこから山頂までは約40分の登山です。
ただ強風など天候によってリフトが運行しないこともあるほか、8合目から上はすでに雪が降っているので、十分な装備が必要です。
岩木山の紅葉は現在見頃の5合目~8合目から今後さらに下っていき、このさきの雪の降り方にもよりますが、10月末までは楽しめそうだということです。