11月も下旬に入って冷え込む日が増え、東北では山沿いから順に雪の降る季節に入りました。
温泉がますます恋しくなる季節、このブログでも今週から東北の魅惑の温泉をたくさんご紹介していきたいと思います!
秋田県内陸部の湯沢市(ゆざわし)、県内最古の温泉郷として知られる秋ノ宮温泉郷。
秋田でも指折りの豪雪地帯であり、小説家・武者小路実篤も愛したというこの温泉郷には様々な源泉が存在し、そのうち鷹の湯温泉(たかのゆおんせん)は明治18年創業の一軒宿です。
広い館内には複数の内湯と半露天風呂があり、半露天風呂からは役内川(やくないがわ)の流れを臨むことができます。
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(鷹の湯温泉公式インスタグラムより)
約1200年前に高名な僧・行基が発見したと伝わるこのお湯は、かつて鷹匠と鷹がともに傷を癒したことから「鷹の湯温泉」と名付けられたといいます。
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(鷹の湯温泉公式インスタグラムより)
川に沿って細長く作られた建物はレトロな調度がいっぱい。
昭和のお風呂屋さんにあったようなマッサージチェアや、「田舎のおばあちゃんち」を彷彿とさせる廊下など、館内を探検するだけで心ときめく場所だらけです。
山の幸たっぷりの食事も大きな魅力の一つ。
山菜や川魚はもちろん、秋田名物の「きりたんぽ」に「いぶりがっこ」、さらに地酒まで揃って、秋田を丸ごと味わうことができます。
大自然に囲まれた秘湯は新緑や紅葉の季節は言うまでもなく、冬の銀世界も絶景。
日常から離れて別世界に浸ることのできる空間です。
なお現在、鷹の湯温泉では日帰り入浴を休止しているほか、大雨などで源泉温度が下がる場合は宿泊できないこともあるということなので、予約の際は連絡のつく電話番号を確実に伝えておくとよさそうです!