みちなるみちのく

東北180市町村を回った筆者が、あなたの知らない東北(みちのく)をご紹介します。

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愛称募集中!現代人も欲しくなる可愛さ!?縄文人が作った"ネコちゃんグッズ"(福島・郡山)

縄文時代の遺跡から出土したもの…と聞くと、何の形かよくわからない、古くさいものを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、福島県ではかつて、こんな形の土製品が発見されたことがあります。

これは…ネコ、ですよね。

現代人ならほとんどの人が「ネコ」と答える形をしています。

この出土物は20年以上前に福島県郡山市(こおりやまし)の遺跡で発見され、2019年に福島県立博物館(会津若松市)で展示されたことでSNSを中心に話題となったため、見覚えのある人もいるかもしれません。

この土製品に愛称をつけようと、現在管理している大安場(おおやすば)歴史公園では今、全国から愛称を募集しています。

www.bunka-manabi.sakura.ne.jp

実はこの土製品、実際にはどのように使われていたかもわからず、そもそも縄文人がこの形を「ネコ」のつもりで作ったのかさえもわかっていません。

というのも、私たちにとって親しみのあるネコはいわゆるイエネコという種類ですが縄文時代の日本にはまだいなかったと考えれ、何をモチーフにしたのかすら謎なのです。

でも、だからこそ想像の余地が残されていて、この手のひらサイズの土製品にロマンが詰まっているように思えるのです。

古代の遺跡から発掘された出土物の中には、他にも様々な動物の姿をしたものがあります。

たとえはこちらは、ムササビ埴輪

埴輪と言えば犬や馬などの形をしたものを歴史の教科書で見た人もいると思いますが、ムササビはこの引用ツイートの通りこの1点しか見つかっていないらしく、かなり珍しいそうです。

はるか遠い昔の人々がどんな思いでこれらのものを残したのか、思いを馳せるだけでわくわくします。

 

大安場公園によるネコ頭形土製品の愛称募集は、今年2023年の猫の日(2月22日)まで

応募箱に直接入れる以外にも、郵送やFAX、メールでも応募でき、一人何度でも応募できるそうです。

自分の考えたアイデアが、小さく愛らしい出土品の愛称になるかも!?というチャンス。

皆さんならどんな名前をつけますか?