日本一のさくらんぼの産地・山形県では、初夏になるとあちこちの農園で一斉に真っ赤な宝石のような実が旬を迎えます。
5月下旬から7月下旬をピークに収穫されるさくらんぼは、国内外へ出荷されるだけでなく、さくらんぼ狩りの客をもてなします。
美味しい国産さくらんぼを求めて山形へやってくるのは、もちろん山形県内の人だけではありません。
県外からも車や新幹線で多くの観光客が訪れますが、私が仙台に住んでいた頃よく耳にした言葉が「さくらんぼ渋滞」です。
初夏になると土日に仙台から山形県内の各産地へさくらんぼ狩りのレジャーを楽しみに向かう車列が、もともと渋滞しやすい県境の道路にひしめき合います。
年によっては国交省が対策に乗り出すレベル…。
(下記リンクは2019年の対策キャンペーンの様子)
仙台市から行くのであれば隣接している山形市内の農園が一番近いですが、首都圏から訪れる際は新幹線沿いの農園がおすすめ。
山形新幹線の停車駅には、県内随一の生産地である東根市(さくらんぼ東根駅)や天童市(天童駅)、そして上山市(上山駅)などがあり、新幹線の駅から徒歩圏内の農園もあります。
また、山形新幹線の停車駅には基本的に温泉街があるので、温泉とさくらんぼ狩りをセットで楽しむことも可能。
自分で好きなように組み合わせてもいいし、すでにセットになっている旅行プランも数多くあります。
(下記リンクは、山形県内のさくらんぼ狩り可能な農園の一覧)
温泉に宿泊した場合は、「朝摘みさくらんぼ狩り」という選択肢も。
さくらんぼの美味しさが一番凝縮している朝に摘みたてを食べるという贅沢を味わえます。
朝摘みさくらんぼ狩りは、下記リンクの天童市のほか、東根市や鶴岡市でも対応している農園があります。
さくらんぼの収穫期は、はじめに5月下旬から6月にかけて少し酸味が強い紅さやか、そして6月中旬から下旬にかけて一番人気の佐藤錦、そして6月下旬から7月上旬にかけては甘みの強い紅秀峰が続きます。
一度食べたら忘れられない、みずみずしくて甘い摘みたてのさくらんぽ。
ぜひ日本一の産地で思いっきり頬張って味わってください!