今週は東北の魅惑の名湯をご紹介していますが、今回は宮城県の内陸部・白石市(しろいしし)にある「鎌先温泉 湯主一條」です。
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(湯主一條 公式Instagramより)
かつて木こりが鎌の先で岩を打ったところ湯が出てきたという言い伝えから名付けられた「鎌先温泉(かまさきおんせん)」。
約600年前に発見されたと伝えられていて、東北新幹線の白石蔵王駅(しろいしざおうえき)から北東に数キロほどの場所に数軒の宿があります。
そのうちの一つ、「湯主一條」は大正から昭和にかけて建造された見事な木造建築を持つ温泉旅館。
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(湯主一條 公式Instagramより)
釘を一本も使わずに宮大工が建てたという本館と土蔵は国の登録有形文化財に指定されていて、職人たちの見事な技術と悠久の時の流れを感じながらの滞在は格別です。
鎌先温泉のお湯は昔から傷の治癒に効くとして、「傷に鎌先」と言われてきました。
無色透明な硫酸塩泉は約600年にわたり多くの人を癒し続け、仙台藩祖・伊達政宗もここに滞在したという記録が残っています。
「湯主一條」ではこの鎌先温泉の源泉と、もう一つ「洞窟の湯」と呼ばれる美肌の温泉の2つが楽しめます。
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(湯主一條 公式Instagramより)
料理は「ミシュランガイド宮城」で3つ星プラスを獲得していて、地元食材をふんだんに使った、ここでしか食べられない食事を味わうことができます。
(湯主一條 公式Facebookより)
鎌先温泉ではそろそろ紅葉は終わり、これからの季節は雪見風呂も楽しめる季節。
家族とゆっくり時間を過ごしたいとき、大切な人と特別な思い出を作りたいとき……、時代を超えて受け継がれた特別な場所で、極上の時間をお過ごしください!