日本海に面し冬は豪雪で知られる秋田県は、世界遺産・白神山地や小京都・角館、さらには日本一深い湖・田沢湖などを擁する絶景の宝庫です。
今回は、大型連休中の旅行先を探している方に向けて、GW時期におすすめな秋田の絶景そしてグルメを定番から穴場までご紹介します。
(世界遺産・白神山地については過去の記事をご参照ください!)
- 1.深さと透明さが織り成すコバルトブルーを見たい!日本一深い田沢湖(仙北市)
- 2.どの季節も美しい!みちのく小京都・角館(仙北市)
- 3.マニアックだけど迫力抜群の大噴湯!小安峡(湯沢市)
- 4.秋田に行ったらまず食べたい!稲庭うどん(県内各地)
- 5.新鮮な海の幸が味わえる穴場!道の駅 象潟「ねむの丘」(にかほ市)
- 【参考情報】周辺の温泉地
1.深さと透明さが織り成すコバルトブルーを見たい!日本一深い田沢湖(仙北市)
秋田観光の定番スポット、田沢湖。
423.4メートルという日本一の深さと水の透明度が高いことからコバルトブルーに見えると言われますが、実際には見る時期や時間帯によって藍色ぽく見えたりエメラルドグリーンぽく見えることも。
とにかく眺望のスケールが大きいのでアマチュアでも絶景写真が撮りやすく、新幹線の駅も近く比較的交通アクセスも良い人気スポットです。
湖のほとりには、かつてこの地で永遠の美しさを手に入れようとして龍になってしまったという伝説が残る辰子姫の像(たつこ像)や、御座石神社(ござのいしじんじゃ)の大きな鳥居もあります。
周辺には全長10キロにわたり急峻な地形が続く抱返り渓谷(だきかえりけいこく)も新緑の季節を迎えているほか、例年GWまでミズバショウの見頃が続く刺巻湿原(さしまきしつげん)もあり、コンパクトに周遊を楽しめるのも魅力のエリアです。
2.どの季節も美しい!みちのく小京都・角館(仙北市)
黒板塀(くろいたべい)の武家屋敷通りで知られる、角館(かくのだて)。
重要伝統的建造物群保存地区にも指定されていて、これからの季節は若葉が芽吹き、重厚感のある黒い塀と柔らかな柳のコントラストが最も美しい時期です。
歴史を感じる通りを散策するだけでなく、武家屋敷のうちいくつかは中に入って見学できます(一部有料)。
なお、エリア内には特産品を味わえる飲食店やおしゃれなカフェが沢山ありますが、新幹線の角館駅から歩いて行けるという利便性や知名度の高さから休日は特に混雑します。
食事は角館エリアを出て別の場所にするというスケジュールもおすすめです。
3.マニアックだけど迫力抜群の大噴湯!小安峡(湯沢市)
秋田県の南東部、宮城・山形・岩手との県境付近の山あいを流れる峡谷、小安峡(おやすきょう)。
皆瀬川(みなせがわ)という川の一部で、急流が長い年月をかけて両岸を削って深いV字谷を造り出し、圧倒されるほどの高低差を生み出しています。
周辺は温泉の多い地帯で、その熱が地表の季節から熱湯や蒸気となって噴き出しているという、世界でも珍しい地形。
もっとも勢いよく噴き出しているスポットは「大噴湯(だいふんとう)」と呼ばれ、湯気の立ち方は季節や時間によってことなりますが、はじけるような水の勢いと轟く音はまさに大迫力。
周辺には遊歩道が整備されているので近くで見ることもできますし、谷の上にかかる橋から見下ろすこともできます。
4.秋田に行ったらまず食べたい!稲庭うどん(県内各地)
言わずと知れた秋田の名物、稲庭うどん。
日本三大うどんの一つに数えられ、やや平たい麺で独特の手延べ製法による滑らかな喉ごしが特徴です。
老舗の「佐藤養助(さとうようすけ)」をはじめ県内には多くの製造業者があり、今回の記事でご紹介した田沢湖や角館などを含め、ほとんどの観光地に稲庭うどんを食べられるお店があります。
さらには、工場見学や手作り体験も!
温でも冷でも食べられますが、稲庭うどんを特徴づける喉ごしや透明感のある美しい光沢は冷たい麺で食べるときに最も発揮されるので、これからの時期は特におすすめです。
5.新鮮な海の幸が味わえる穴場!道の駅 象潟「ねむの丘」(にかほ市)
こちらは穴場スポット、秋田県の沿岸南部に位置する道の駅です。
道の駅本体にもフードコートとレストランがあるほか、隣接する観光施設「にかほっと」にも複数の飲食店があり、新鮮なお刺身を使った海鮮丼や定食、ブランド牛を使ったカレー、そして比内地鶏の親子丼などを堪能できます。
日帰り温泉施設も併設しているほか、建物2階からの眺める日本海も最高で見どころ盛りだくさん。
ちなみに今回はGWに向けたご紹介ではありますが、もし夏休みに行く場合は特産の岩牡蠣が他では手に入らないような鮮度と価格で味わえます!
【参考情報】周辺の温泉地
田沢湖・角館周辺エリア:乳頭温泉など
小安峡周辺エリア:小安峡温泉、大湯温泉、秋の宮温泉など