じめじめした季節を彩る、美しいあじさい。
東北には、びっくりするような「あじさい絶景」が目白押しです。
今年の梅雨はどこであじさいを見よう?
目移りしそうな名所たちをご紹介します!
- 1.あなたはもう見た?日本有数の原種数と圧巻の「あじさい池」:みちのくあじさい園(岩手・一関市)
- 2.海風に吹かれ最果てを見下ろすあじさい:竜飛崎あじさいロード(青森県・外ヶ浜町)
- 3.青一色の"極楽青土"!死ぬまでに行きたい絶景:雲昌寺(秋田・男鹿市)
- 4.世界最大規模!800種超のあじさいが咲き誇る「世界のあじさい園」:ジュピアランドひらた(福島・平田村)
- 5.杜の都の「あじさい寺」:資福寺(宮城・仙台)
1.あなたはもう見た?日本有数の原種数と圧巻の「あじさい池」:みちのくあじさい園(岩手・一関市)
岩手県南部、一関市(いちのせきし)には毎年6月下旬から「みちのくあじさい園」が開園します。
見慣れたガクあじさいだけでなく、エゾあじさいや玉あじさいなど原種品種数としては日本有数で、東京ドーム約4個分の広大な杉山に4万株のあじさいが咲き誇ります。
中でも人気は、一面あじさいに埋め尽くされた「あじさい池」。
一度見たら忘れられない絶景です。
一関市の観光HPによると、今年2023年は6月24日に開園し「あじさい池」は7月10日からの予定とのこと。
新幹線も停まるJR一関駅から路線バスがあり(下車する水上バス停からは徒歩20分)、あじさい期間中の土日祝日は水上バス停から無料シャトルバスもあるほか、駐車場もあります。
2.海風に吹かれ最果てを見下ろすあじさい:竜飛崎あじさいロード(青森県・外ヶ浜町)
津軽半島の先端・竜飛崎(たっぴざき、龍飛崎とも)は奇妙な国道や、演歌「津軽海峡 冬景色」にも出てくることで知られ、1年中強い風が吹くころから"風の岬"とも呼ばれています。
この竜飛崎の先端に向かう県道281号線沿いには約1万5000株のあじさいが植えられ、JR津軽線の終着駅である三厩(みんまや)駅からの約15キロを彩ります。
15キロ続くあじさいというのも東北ならではのスケール感ですが、竜飛崎のもう一つの魅力は、崖下の海を見下ろすようにあじさいが咲いているというここでしか見られない構図です。
竜飛漁港そして津軽海峡を見渡す景色を彩るあじさいは、強い海風に吹かれてもしなやかに美しく咲き続けます。
見頃時期は例年、7月下旬から8月下旬にかけてです。
3.青一色の"極楽青土"!死ぬまでに行きたい絶景:雲昌寺(秋田・男鹿市)
雲昌寺(うんしょうじ)は男鹿半島の新たな名所として最近脚光を浴びつつある場所です。
ここのあじさいの特徴は、なんといっても青、青、青!
青一色にこだわって、満開時はまるで絨毯のように咲く様子は、公式HPの言葉を借りると"極楽青土"。
1つの株から1500以上も株分けし、独自の栽培方法で花の数を増やした結果、一面を覆い尽くすような咲き方になったとのこと。
あじさいとともに人気のお地蔵さまも優しく見守ってくれます。
今年2023年のあじさい観覧期間はすでに6月10日から始まっていて、7月17日までの予定です。oganavi.com
4.世界最大規模!800種超のあじさいが咲き誇る「世界のあじさい園」:ジュピアランドひらた(福島・平田村)
「展示されたあじさいの品種」で世界一となった場所が東北にあります。
福島県平田村の「ジュピアランドひらた」にある、その名も「世界のあじさい園」です。
広大な敷地に植えられた825種・約2万8000株のあじさいを、歩いて見るもよし、カート(有料)に乗って走るながら見るもよし。
さらにはほぼ同時にゆり園も見頃を迎えるため、あじさいだけでなくゆりまで楽しめるという贅沢な仕掛けです。
今年2023年の「世界のあじさい・ゆりまつり」は6月17日から7月25日までです。
5.杜の都の「あじさい寺」:資福寺(宮城・仙台)
最後にご紹介するのは、杜の都・仙台にある資福寺(しふくじ)です。
以前このブログでもご紹介したことがありますが、仙台市民から「あじさい寺」の呼び名で親しまれるお寺で、境内には約1200株のあじさいが咲きます。
ここまでご紹介してきた他の名所と比べると明らかに規模が小さく、典型的な観光地という感じではありませんが、それゆえにしっとりした静かな雰囲気で、私が仙台に住んでいた頃のお気に入りの場所の一つでした。
今年もすでに咲き始めていて、まもなく見頃を迎えそうです。