みちなるみちのく

東北180市町村を回った筆者が、あなたの知らない東北(みちのく)をご紹介します。

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飲めなくても楽しい!飲めたらもっと楽しい!!高畠ワイナリー

前回の記事で、全国3位の収穫量を誇る山形県のぶどうが美味しい!という話をお届けしたのですが、今日はその山形県で有名なワイナリーの1つ、高畠ワイナリーをご紹介します。

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お菓子の家のように可愛らしい外観の高畠ワイナリー(山形県高畠町)

山形県内でも特にぶどうの生産が盛んなのは、山形市よりも南に位置する「置賜(おきたま)」と呼ばれる地方です。

高畠ワイナリーのある高畠町もその置賜地方で、隣接する南陽市とともに、ぶどう栽培の歴史ワイン作りの歴史長いエリア。 

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資料室の壁には様々な種類のワインがずらり。高畠ワイナリーの起源は戦後まもない1948年まで遡る。

 館内は大きく資料室ワイナリーショップに分かれていて、資料室では高畠のぶどうとワインの歴史はもちろん、ワインのグラスについても詳しくなれるコンテンツがいっぱいです。

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ワインの醸造室や、熟成用の樽が並ぶ地下の貯蔵庫は、一部ガラス張りになっていて見学することができる。

中でも私が一番興味深いと思ったのが、この地方の地層に古くから存在する「高畠石(たかはたいし)」と呼ばれる石です。

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建築にも使われる「高畠石」は、凝灰岩らしく白っぽい見た目。土壌改良に使われるゼオライトという鉱物、が天然の状態で多く含まれる。

ワインに石…?意外に思われるかもしれませんが、この「高畠石」は高畠のぶどう作り、そしてワイン作り立役者の一人。

 

火山灰が降り積もってできた凝灰岩である「高畠石」は、水はけがよいだけでなく、ミネラルがたっぷり詰まっていて、"天然のミネラルタンク"とも呼ばれるほど。

 

水はけがよい土壌はぶどうの栽培に欠かせませんし、ミネラルたっぷりの土地で育ったぶどうは病気に強く、ワイン作りにも適しているのです。

 

そんな「石」に育てられたぶどうで作った芳醇高畠ワインが、ワイナリーショップには数えきれないほど並びます。

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高畠ワインはもちろん、世界の様々なワインが集まるワイナリーショップ。

かなりの種類試飲可能なので、飲みすぎに注意が必要なほど…!

 

そして、今はなかなか山形県まで買いに行けない…という方のために、オンラインショップも充実しています。

takahata-wine.shop-pro.jp

ちなみに初秋のおすすめ辛口ワインだそうです…!

 

ワインに詳しくない人でも選びやすいように、最新の人気ランキングや、コンクール受賞ワイン高畠町産のシャルドネを使用したワインなど、わかりやすいカテゴリーになっています。

おうちにいながら贅沢なワイン旅行ができそう!

山形県産の美味しい食べ物とセットで買うこともできるので、贈り物にもよさそうです。

 

東北の風と土が育んだ恵み、ぜひ味わってみてください!