強烈な暑さがようやく落ち着いてきてたこの頃ですが、東北ではすでに、平地に霜が降りるまで2ヶ月を切っています。
地面が霜や雪に覆われる期間が長い東北にとって、秋は大事な大事な収穫の季節。
おすすめの食べ物はもう数えきれないくらいいっぱいありますが、中でも私が9月になると特に食べたくなるのが、ぶどうです。
デラウエアなど一部の品種は6月頃から(ハウス栽培を含む)出荷されていますが、巨峰やピオーネなどの大粒の品種は例年、9月頃から出荷量が増えていきます。
東北に住んでいた頃、この時期に欠かさず向かった場所が、山形県内の直売所や道の駅。
びっくりするくらい多くの種類のぶどうが一面並んでいて、目が回りそうな光景が広がります。
山形県のぶどうは山梨県、長野県に次いで全国3位の収穫量を誇り、全国のぶどうの1割近くは山形県産です。
ぶどうの生産に適しているのは、水はけのよい土地と、十分な日照時間、そして朝晩の寒暖の差が大きい気候で、これらすべてを満たす山形県では江戸時代からぶどうが栽培されてきました。
特に、8月のお盆を過ぎると、日中は暑くても夜はひんやりした風が吹くこともあって、寒暖の差が大きくなることで、ぶどうが甘くなるのを助けます。
ぶどう栽培の歴史が長い分、ワイナリーも県内各地にあります。
魅力いっぱいの山形のぶどう。
今月は他の記事でもその魅力をもっともっと掘り下げていきたいと思います。お楽しみに!