みちなるみちのく

東北180市町村を回った筆者が、あなたの知らない東北(みちのく)をご紹介します。

リアル無限城!幻の村の名湯は「鬼滅」そっくり(福島・会津)

福島県会津地方には、千数百年も前から存在すると言われている温泉があります。

その昔、行きつくことが困難だったことから「幻の温泉郷」とも呼ばれたという、芦ノ牧温泉(あしのまきおんせん)

そこには、ここ1年ほど世間を席巻してきたあのアニメの場面そっくりだと話題の場所があります。

今日は今週のお題「鬼」に合わせて、「鬼」がうごめく無限城そっくりの旅館をご紹介するのですが、アニメに興味がない方にとっても、芦ノ牧温泉は魅力的なスポット。

 名湯揃いの会津でも屈指の老舗、芦ノ牧温泉をご紹介します!

(大川荘公式Facebookより)

福島県会津若松市の芦ノ牧温泉峡にある旅館・大川荘には、平成元年に完成した浮舞台(上の写真)があります。

舞台の上で三味線を弾くのは、地元の民謡歌手。

ここでの弾き語りはかれこれ30年以上も訪れる人々を楽しませてきました。

漫画・アニメで一躍人気を誇った「鬼滅の刃(きめつのやいば)」には、主人公の最大の敵が待ち構える本拠地として「無限城(むげんじょう)」と呼ばれる場所が出てきます。

大正時代の日本を舞台に、主人公の少年たちが、不思議な術を使い人を食う「鬼」と命がけで戦うストーリーの中で、「無限城」は最終決戦の場となりますが、上記の大川荘の写真はその場所に「そっくり」だと、昨年中から話題になっていました。

(著作権のため、実際の漫画と大川荘を並べて比べることができないのが残念くらい、よく似ています。)

www.sankei.com

SNSで認知度が上がるにつれて大川荘を訪れる人も増え、アニメのコスプレで来館したり、満室で宿泊できなくても写真だけでも…という人も多いとのこと。

今は宿泊者数を絞らなければならない現状ではあるけれど、それでもアニメ人気の追い風は有り難いと、旅館の方が報道のインタビューで離していらっしゃいました。

(大川荘公式Facebookより。冬の会津は深い雪に覆われる。)

大川荘を含む芦ノ牧温泉郷は、会津地方の中心である会津若松駅から車で約30分、鉄道の場合は会津若松駅を発着する会津鉄道に乗って芦ノ牧温泉駅で降ります(駅から歩くには少し遠いので、各旅館から送迎バスが出ています)

芦ノ牧温泉駅は、十数年前にこの駅を住処にしていた猫が「ねこ駅長」として有名になった場所で、私が訪れた2017年も、会津鉄道沿線の中では群を抜いて賑わっていました(当時は初代ねこ駅長「ばす」はすでに亡くなっていて、二代目の「らぶ」がいました)

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(左)可愛らしい駅舎の芦ノ牧温泉駅。(右)「ねこが働く駅」の看板。
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(左)乗降客で賑わう芦ノ牧温泉駅ホーム(2017年)。(右)切符売り場の気配が埋もれるほどのねこグッズの熱気(2017年)。

芦ノ牧温泉郷は大川渓谷を見下ろす立地にあり、毎年秋には紅葉の絶景が楽しめます。

(大川荘公式Facebookより。2020年11月の様子。)

そしてもちろん、泉質の良いお湯美味しい食事がもれなくついてきて、福島の良さ、そして会津の良さを、ぎゅーっと凝縮したような場所です。

(大川荘公式Facebookより)

今はなかなかお出かけできなくても、ぜひ皆さんの「行きたい場所リスト」に加えていただきたい芦ノ牧温泉

きっと皆さんの身と心をめいっぱい満たしてくれるはずです。