みちなるみちのく

東北180市町村を回った筆者が、あなたの知らない東北(みちのく)をご紹介します。

モンスター成長中 ♪ 蔵王の樹氷は今年も迫力満点!(山形・宮城)

山形県と宮城県の県境にそびえる蔵王連峰(ざおうれんぽう)では、毎年冬になると「アイスモンスター」の異名を持つ樹氷が「成長」を始めます。

樹氷の成長ピーク1月から2月にかけて。

つまりちょうど今が見頃です!

(蔵王ロープウェイ公式Facebookより)

kahoku.news

上記はいずれも数日前の様子ですが、巨大な姿に成長した樹氷はまさに壮観!

宮城県側からはすみかわスノーパークというスキー場から雪上車(要予約のツアー)で向かい、山形県側からは蔵王温泉スキー場にある蔵王ロープウェイに乗って見に行くことができます。

氷点下10℃前後の極寒の世界ですが、それでも見に行くだけの価値はある、今だけの絶景です。

(蔵王ロープウェイ公式Facebookより)

樹氷はよく、木に雪が積もっただけ…と誤解されがちですが、実際には雪や空気中の水分などが強い風で木にぶつかることで「凍り付いた」状態のものです。

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樹氷のでき方のイメージ。ちなみにどんな木でもOKというわけではなく、蔵王に多く自生するアオモリトドマツが樹氷成長に適した形をしていることがわかっている。

上図のように風上に向かって成長していきます。

樹氷を育てるのは北西の季節風ですから、樹氷が伸びていく方向は北西

つまり、樹氷の形を見れば方位磁針がなくても方角がわかるのです。

樹氷が立派に成長するための条件については以前の記事でも解説しましたが、

megumin1120.hatenablog.com

適度に強い風と寒さが必要なため、西高東低の冬型の気圧配置が持続することが重要になります。

つまり、冬型になりやすい条件がそろっている今年の冬は、樹氷の成長にうってつけ

まさに「アイスモンスター」「スノーモンスター」の異名にふさわさしい、迫力ある姿になっていきます。

さらに、昼間の樹氷ももちろん見事ですが、夜はライトアップされて幻想的な風景に。

(蔵王ロープウェイ公式Facebookより)

蔵王の樹氷は例年、2月下旬にかけて最盛期が続き、その後規模は小さくなっていきますが3月上旬頃まで見ることができます

冷たく強い風が吹きすさぶ、厳しい極寒の地だからこそ見られる絶景、ぜひ一度見ていただきたいです!