このところ日中はまだまだ汗ばむ陽気だけど朝晩はひんやり…という日が増えてきました。
木々の葉は最低気温が下がってくると色づきが進むため、この「朝晩ひんやり」というのは
今ちょうど紅葉が見頃なのは標高の高い山間部ですが、これから紅葉は山を降りてきます。
登山をしなくても見に行ける場所で見ごろになるのはいつなのか??
この前の週末に、前回の記事でご紹介した岩手県の三ツ石山へ実際に行って東北の紅葉の様子も見てきましたので、あわせてご紹介していきます!
三ツ石山(みついしやま・みついしさん)は先日お伝えしたように複数の登山ルートがありますが、今回は網張温泉スキー場のリフトで標高1300メートルくらいまで上がってから、大松倉山の山頂を経由して三ツ石山頂を目指すルートを選びました。
リフトは3本を乗り継いで片道1500円です(時期により多少変動します)。
三ツ石山の標高が1466メートルですから、残り200メートルなんて簡単でしょ、と思うかもしれませんが、山の中で人間が歩ける場所は限られているので、険しいところを迂回して上がったり下がったりしながら、かつ岩場やぬかるみを含む道のりを進むので、多少スポーツが得意な人でも
とはいえもちろん、本格的な登山に比べたらかなり登りやすい山であることは確かです。
山頂付近の紅葉は先週末の時点でほぼ見頃。
三ツ石山の紅葉は、年や時期によってオレンジ色が強い時と赤色が強い時があって、このときは
これから先、山頂付近はだんだん霜や雪で木々は枯れていき、紅葉の見ごろは下へ下へと降りていくことになります。
そのスピードは、1週間あたり数百メートル。
つまり3週間ほどで1000メートルくらい降りていくことになります。
三ツ石山の例で言うと、3本乗り継ぐリフトの最初の乗り場が標高700メートルくらい、そして3本目を登り切ったところが1300メートルくらいですから、これからの時期は登山をしなくても
もともと各地のスキー場では冬だけでなく紅葉シーズンもリフトを運行することが多いですが、東北はスキー場自体の数が多いため、リフトで気軽に紅葉を楽しめるスポットも必然的に多くなります。
有名どころでは、単独のスキー場としては日本最大の面積を誇る
蔵王連峰(ざおうれんぽう)も山頂の標高が1500メートル前後の山が多いため、
そのほか、東北の外ではあまり知られていない場所ですが、山形県米沢市(よねざわし)の天元台高原(てんげんだいこうげん)もおすすめスポットの一つ。
天元台は冬が本当に厳しく、天然の雪だけでスキー場を運営できるくらいですが、今の時期はリフトとともに雲上テラスもオープンしていて、雲の上でカフェを楽しめる気持ちのいい季節です。
3週間で1000メートル下る紅葉。
あと1か月ほどすると、東北の街中も赤や黄色に染まっていきます。
日ごとに美しくなっていくみちのくの風景、ぜひ現地で楽しんでください!