春の限定酒は心躍る華やかなラベルが多いですが、今回ご紹介するのはこちら。
以前このブログでもご紹介した福島県磐梯町(ばんだいまち)の榮川酒造(さかえがわしゅぞう)が醸す、寒明け原酒です。
寒明けというのは「寒中」とか「寒の内」と呼ばれる一年で一番寒い時期が終わる立春以降に販売されるということ。
会津の澄んだ冬を過ごした酒に一度だけ火入れをした原酒です。
通常の日本酒は二度火入れをしていることが多く、一般に火入れの回数が少ないほどフレッシュな味わいになります。
この「寒明け原酒」もやはり若々しい味わいで、軽やかな口当たり。
大吟醸と言っても精米歩合は50%なので吟醸酒に近く、大吟醸らしい切れの良さがありながら純米吟醸のような華やかさもあって、大吟醸と吟醸のいいとこどりをしたようなイメージです。
酸味・辛味・旨味のバランスが絶妙で、様々な食事そして好みに合うので、いろんな料理や人が集まるお花見や歓送迎会にもぴったり。
まさに日本酒の優等生です。
今回の限定酒を含む会津龍が沢のシリーズは、オンラインショップでも買うことができます。
榮川酒造については以前の記事でご紹介しているので今回は割愛しますが、他の季節のお酒も美味しいのでぜひチェックしてみてください!