みちなるみちのく

東北180市町村を回った筆者が、あなたの知らない東北(みちのく)をご紹介します。

選択肢が豊富すぎて悩ましい1500mの紅葉 今一番美しい場所5選

先月末から東北の紅葉情報を少しずつお伝えしていますが、ちょうど今、標高1500メートル前後紅葉前線が降りてきています。

東北地方では奥羽山脈を含め、山頂が1000~2000メートルの間にある山が多いので、この時期はあちこちで見頃を迎えて選択肢が多すぎるのが悩ましいところ。

今日の記事では、今一番美しい場所をまとめます。 

 

1.「ほんとの空」を仰ぐ安達太良山(福島)

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彫刻家・詩人として有名な高村幸太郎の妻・智恵子が「東京には空がない」、故郷・二本松市から見える安達太良山の上に広がる空「ほんとの空」だと言ったことで有名な美しい山です。

ロープウェイで標高1350メートルまで上がることができ、トレッキングコースは初心者向けと中級者向けがあります。

ブナやミズナラ、イタヤカエデやナナカマドといった、定番の木々の紅葉を見ることができ、見頃はあともう少し続きそうです。 

2.信仰の山の静かな紅葉・月山(山形)

山形県にある月山(がっさん)は、出羽三山(でわさんざん)という修験道の信仰の場ですが、同時に登山やスキーで人気の山の1つです。

冬は雪が深すぎてスキーができない(そのためスキー場営業は春~夏)ほど自然が厳しい場所ですが、9月中旬には草紅葉、9月下旬から10月はじめにかけては木々の紅葉が楽しめます。

リフト+登山のコースと、8合目まで車(orバス)+登山のコースがあります。

(今年の夏山リフトは2020年は10月18日までの予定。)

標高が高いエリアでは、今年の紅葉はそろそろ終わりに近づいています。 

3.ひと味違う紅葉を見たいなら八甲田(青森)

「八甲田雪中行軍」で有名な八甲田山系は、紅葉の名所が多いエリアです。

なお、上記ツイートは9月29日のものなので、ツイート内での「今週末」が10月3日~4日「来週末」が10月10日~11日になります。

「毛無岱(けなしたい)」というのは、「毛(=木)がない」という意味で、冬の厳しい気候と湿地であることにより木が生えにくいことから名づけられました。

(まったく木がないわけではないが、ハイマツなど樹種がかなり限られている。)

本格的な登山にはなりますが、上記ツイートの写真のように、ほかの紅葉名所とは一線を画した風格があります。

一度は見てほしい景色です。 

4.強烈なコントラストを360度見下ろす三ツ石山(岩手)

https://www.hachimantai.or.jp/topix/kouyou/photo/1.jpg

写真リンク元:八幡平市観光協会(10月3日撮影)

https://www.hachimantai.or.jp/topix/kouyou/show.cgi

強い赤やオレンジの紅葉常緑樹の緑とが隣り合うコントラストが印象的三ツ石山

岩手県内にある岩手山(いわてさん)と八幡平(はちまんたい)という2つの山をつなぐ裏岩手縦走路という、山登りをする人にはよく知られている登山ルートの途中にある山です。

山頂の巨石の周りを比較的なだらかな斜面が囲み、ぐるっと360度見渡すことができます。

観光協会の情報では、10月5日時点でかなり色が濃くなってきたとのこと。

縦走路を行くほかにも、ふもとの松川温泉等から登るルートが複数あります。

5.秋になっても思い出す、はるかな尾瀬(福島)

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尾瀬の魅力はやっぱり草紅葉と湿原がコラボした絵画のような景色

「夏が来れば思い出す」の歌詞で有名な尾瀬は、群馬県側からのルートがよく知られていましたが、福島県桧枝岐村(ひのえまたむら)にも入口があります。

木道が整備されていて歩きやすいのも魅力の1つ。

これから10月中旬まで見頃が続き、草紅葉が終わりに近づくと木々の紅葉が始まります。

 

そのほか、以前の記事でご紹介した栗駒山でも紅葉ピークが続いています。

これから一週間ほどかけて、紅葉は中腹へと降りていきます。

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個人的には、今回ご紹介した1500メートル付近の景色が、みちのく紅葉の真骨頂であるような気がしています。

このくらいの標高だと一年の半分以上に覆われていて、残りの半分以下の期間に春と夏と秋がぎゅっと凝縮される。その短い秋の最後の1週間を輝き尽くすのが紅葉だからです。

山では雪の季節まで、あと1週間ほどです。