「ぶどう氷」というお菓子をご存じでしょうか?
福島県鏡石町(かがみいしまち)の老舗のお菓子屋さんで長年作られている、砂糖と寒天でできたシンプルなお菓子です。
見た目は氷砂糖に似ていますが実際はグミに近くて、表面だけはパリッとした食感&中身は柔らかめのグミ、という感じの不思議な食感!
甘さは控えめで、おやつについつい何度も手が伸びます。
そして、さりげなく全国菓子大博覧会名誉金賞など数々の受賞をしてきたお菓子だったりもします。
ちなみに、通常の商品は赤紫の色が付けられていてまさに「ぶどう氷」なのですが…、
冒頭の写真の商品は薄い黄色が付けられた「ぶどう氷 れもん」なので、ぶどうなのかレモンなのか謎です(笑)
ただ、いずれにしても原材料としてぶどうは入っていません(笑)
「ぶどう氷」を作っている「御菓子司かぎや」さんは1930年創業。
看板商品のぶどう氷のほかにどら焼きやまんじゅうなどお茶の間に欠かせないお菓子を大切に作ってきたお店で、特に和菓子の原料については北海道産の小豆とそれに合う地元のお米にこだわって作り続けているそうです。
これからも手作りの味を受け継いでいってもらいたい、応援したいお菓子屋さんです。
「かぎや」のお菓子はオンラインショップでも買えますが、
ぶどう氷に関しては福島県の産物を扱っているアンテナショップや物産館に置いてあることが多いです(東北にお住いの方は、福島市や須賀川市など福島県内のあちこちで買うことができます。公式HP参照)。
見かけたらぜひ、手に取ってみてください!
ちなみに「かぎや」のある福島県鏡石町はなかなかマイナーな町ではありますが、唱歌「牧場の朝」のモデルで日本初の国営牧場である岩瀬牧場があったり、春は桜・夏はアヤメ・秋は田んぼアートと絶景が絶えなかったりと、実は濃ゆい魅力のある町です。
鏡石町そのものについてもまた折を見てご紹介したいと思います!