みちなるみちのく

東北180市町村を回った筆者が、あなたの知らない東北(みちのく)をご紹介します。

人生で一度は見たい!日本一の豪雪地帯が生む神々しい絶景(青森・酸ヶ湯)

見た瞬間、ハッとして息が止まるかと思った、そんな絶景

ここは青森県の山間部、標高1000メートル前後酸ヶ湯という場所。

一面雪に覆われた山、並び立つ立派な樹氷、それだけでも十分美しいのに、上空の薄い雲に囲まれた太陽の周りには、うっすらと光の環が出来ています。

これはハロと呼ばれる現象。

朝や夕方など、太陽高度が比較的低い時間帯に、空高いところに薄い雲が広がっているときに見られます。

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光学現象の一つ、ハロ。太陽の光が雲内部の微細な氷の粒によって曲がることで発生する。

ハロ(halo)は英語で「後光」を意味していて、まるで神様や仏様の頭のまわりに後光が差しているかのような輪っかが太陽の周りにできるので、そう呼ばれます。

雲というのは小さな水の粒や氷の粒でできていますが、空高いところでは温度が低いのでほとんどが氷の粒です。

その氷の粒によって太陽の光が曲げられることで、まるで太陽の周りに輪があるように見えます。

ハロのような、光の屈折や回折などが原因で空に見える現象を、まとめて光学現象と呼びます。

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光学現象の中でもハロはそこまで珍しくないもので、日本全国どこでもほぼ毎週のように見ることができますが、酸ヶ湯の絶景の中にコラージュされたハロはやはり格別です。

冒頭のツイートによるとこんな絶景がしょっちゅう見られるということですから、本当に羨ましい仕事のように思えますが、酸ヶ湯はこの季節でも昼間の気温が0℃前後積雪は約4メートルという、極寒の地。

しかもBC(バックカントリー)スキーのツアーガイドといったリスク管理が重要なお仕事ですから、私のような凡人には決して勤まりません。

とはいえ、人生で一度は見たい、そう思える景色です。

 

ちなみにこの酸ヶ湯を含め、今度の土日は東北の広い範囲が予想されています。

まとまった降水量になるおそれがあるため、山沿いや雪の積もった斜面沿いでは雪崩、そして街中でも落雪道路の状態に十分注意が必要です。