最近知った、素敵すぎるカフェ@岩手県西和賀町。
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こんな素敵な場所があったなんて知らなかった…!
「ネビラキカフェ」というお店で、調べてみるとちょうど私が東北から東京に引っ越した少し後の、2020年7月にオープンしていたようです。
この場所は岩手県の中でも秋田県との県境付近、西和賀町(にしわがまち)の錦秋湖(きんしゅうこ)のほとり。
錦秋湖は湯田ダムのダム湖で、つまり人口湖です。
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錦秋湖はそれ自体が景勝地として知られていて私も何度か訪れたことがあるのですが、周りにあまりお店もなく、車で行くときは高速道路の錦秋湖SAのフードコートを利用していたくらいでした。
そこにカフェができていたなんて、もう夢のような話です。
ちなみにお昼どきにはランチもやっているらしく、どの写真を見ても本当に美味しそう…!
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錦秋湖はこの記事冒頭からご紹介している緑美しい時期ももちろん眺望抜群ですが、「錦秋」という名の通り、秋には紅葉の絶景が楽しめます。
この紅葉を見ながらカフェでくつろげるとは何という贅沢…!
東北でまた行きたい場所が増えました。
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ちなみに錦秋湖、つまり湯田ダムの近くには、JR北上線の「ほっとゆだ駅」があります。
ほっとゆだ駅は全国でも他に例を見ない、温泉付きの駅舎を持つ駅。
この温泉「ほっとゆだ」についても書きたいことが山ほどあるのですが、それはまた温泉に入りたくなるくらい寒くなってからのお楽しみ…。
ところで「ネビラキカフェ」の「ネビラキ」は、雪国で早春に見られる「根開き」という現象にちなんでいます。
岩手など積雪の多い地域では毎年春が近づくと、枝先にまだ雪が残っているうちから、木の根元あたりの雪がいち早く解けてきます。
木の根元をぐるりを一周するように、そこだけぽっかりと雪が溶けるのです。
これは、木の中には凍っていない水(=0℃以上)が通っているため周りよりも温度が高いこと、また、真っ白な積雪面と比べて木の肌は黒っぽくて太陽光の熱を吸収することから、周りよりも早く雪解けが進むのです。
これを「根開き」といいます。
根開きは春先、強まり始めた太陽の光を受けて、じっくりじっくり進んでいきます。
そういった根開きの様子にたとえて、このカフェが地域をゆるやかに開いていけるように…、そんな思いが込められているそうです。
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なお、ネビラキカフェは雪深い冬期(おおむね11月~3月)は休業するため、今年の営業は残りあと2か月ほど。
緑も紅葉も美しい西和賀町を五感で堪能するべく、ぜひおでかけ先の候補に入れてください。
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