分厚い鮭の切り身に、キラキラしたイクラ(はらこ)が溢れんばかりに載った贅沢な宮城の郷土料理、はらこ飯。
本来は秋の風物詩ですが、鮭の種類を変えることで春~初夏にも食べられるようにアレンジされたのが「銀鮭はらこ飯」です。
コレ無しには宮城の食は語れない!愛され続ける「はらこ飯」
このブログでも以前ご紹介したように、「はらこ飯(はらこめし)」は宮城県南部の郷土料理。
鮭であれば種類なんて何でもいいのでは…?と思われるかもしれませんが、それがそうでもない事情があるのです。
上記の記事でも解説したように、「はらこめし」はもともと、宮城県南部で海にそそぐ阿武隈川を遡上する秋鮭の漁が解禁されるのに合わせて作られる郷土料理。
つまり、秋に海から川に遡上する、シロザケという種類の鮭を使う料理です。
一方で銀鮭はチリなどから輸入されるものが多く、銀鮭を使うはらこめしは"郷土料理"とはちょっと呼びにくくなります。
ただ、今回ご紹介している銀鮭はらこ飯を作る「わたり あら浜」さんでは「春もはらこめしを楽しんでほしい」という思いで提供されていますし、私自身もこんなに美味しいものを秋だけでなく春も食べられるなんて、夢のようです。
お取り寄せも可能!おうちで贅沢ごはん
「わたり あら浜」の銀鮭はらこ飯は、オンラインショップでお取り寄せを注文できます。
食べてみたいけど宮城まで行くのはちょっと難しい…という人におすすめ。
商品はクール便で届き、ご飯と具が別々の状態になっていて、自分で盛り付けるタイプです。
本来(秋)のはらこ飯との味の違いは?
白鮭の身は比較的あっさりしていますが、銀鮭は身に脂があって食べ応えがあります。
秋のはらこ飯よりも、早めにおなかいっぱいになるイメージです。
カロリーが気になる場合はお米を少なめにしておくと良さようですね。
また、お酒(特に日本酒)を合わせる方は、秋よりも辛口のお酒を選ぶのがおすすめです。
なお、「あら浜」では五季飯といって年間5種類の季節ごはんを出していて、秋~冬は「牡蠣せいろ」、冬~4月までは「ほっき飯」、5~6月が今回ご紹介した「銀鮭はらこ飯」、そして7月になると「あなごせいろ」が始まり、秋になると本来の「はらこ飯」になります。
なお、上記HPで表記されている五季飯の提供期間は、お取り寄せの場合早めに終了することもあるので、ご興味のある方はお早めに…!