みちなるみちのく

東北180市町村を回った筆者が、あなたの知らない東北(みちのく)をご紹介します。

現代の名工が醸す「あさ開」 夏しか飲めない"みずみずしい"純米大吟醸

久しぶりのお酒記事でご紹介するのは、岩手県盛岡市にある蔵元「あさ開」(あさびらき)の夏限定酒

日本酒なのに、飲んだ瞬間「みずみずしい!」と思ってしまう、夏にぴったりのお酒です。

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あさ開の季節限定品「ハレの日夏酒」。明るい色味のラベルが気持ちも明るくしてくれる。

手書き風の文字に赤や黄色、緑、水色などの色が踊るラベル、そして「ハレの日」を冠した銘柄名が、暑くなり始めてちょっと元気のない心と体をまるで明るく照らしてくれるようです。

日本酒は通常、発酵が進むのを止めるためと、また殺菌も兼ねて、貯蔵前(熟成前)と出荷前の計2回、火入れをすることが多いですが、こちらは生酒のまま貯蔵し出荷前に1回だけ火入れをする、「生貯蔵酒」タイプ。

まったく火入れをしない生酒や、貯蔵前だけ火入れをする生詰(ひやおろし)などと同様、生貯蔵酒もフレッシュで若々しい味わいが特徴ですが、特に生貯蔵酒はそこにふくよかさが加わって、まろやかな味わいになることが多いように思います。

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岩手オリジナル品種の酒米「結の香」を100%使用した「ハレの日夏酒」。

特にこの「ハレの日夏酒」は、生貯蔵酒の特徴がぎゅぎゅっと詰まったお酒で、びっくりするほど爽やかでフルーティーで、ジュースみたいに軽やかなのに、旨みもちゃんと感じられて、満足感の高い一品。

日本酒度も低めで、「暑くて重たいお酒が飲みづらい」という人でも美味しく飲めそうです。

むしろ夏しか飲めないのがもったいない…!

ちなみに常温で流通していますが、しっかり冷やして飲むのが断然おすすめです。

 

造っているのは、岩手県盛岡市に明治4年から続く「あさ開」

万葉集に出てくる「あさびらき 漕ぎ出てみれば 武庫の裏の汐干の潟に 田鶴が声すも」にちなんだ名前で、当時、明治という新しい時代の幕開けとともに、武士から商人へと人生の舵を大きく切った創業者の思いが垣間見えるようです。 

www.asabiraki-net.jp

あさ開の杜氏には、厚生労働省から「現代の名工」に選出された南部杜氏も。

全国新酒鑑評会でも金賞を取っています。

伝統の技を受け継ぎながら新しいお酒の可能性も模索し続けている蔵元です。

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酒蔵見学もできる「あさ開」(岩手県盛岡市)

あさ開のお酒は、今日ご紹介した夏酒も含め、楽天市場でもYahooショッピングでも買うことができます。

www.rakuten.ne.jp

store.shopping.yahoo.co.jp

都内をはじめ各地の物産館でも手に入るので、ぜひ、創業150年の実力、味わってみてください!