みちなるみちのく

東北180市町村を回った筆者が、あなたの知らない東北(みちのく)をご紹介します。

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月に一度の"ランタンデー"のすゝめ —— 防災の日によせて

9月1日が「防災の日」であること自体の知名度はかなり高いのではないかと思いますが、それが1923年の関東大震災に由来してことを知っている人はもう少数派かもしれません。

そのくらい、人の命をいとも簡単に奪っていく災害が幾度となく起きて、私たちの記憶を上書きしていっているように思います。

防災の日に合わせて、防災士として何を書こうかここしばらく悩んでいたのですが、やっぱり簡単なことからぜひ試してみてもらいたいと思い、今日は"ランタンデー"のすゝめです。

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明日からでもできる防災、沢山あります。

"ランタンデー"という言葉はさっき私が勝手に考えたのですが(笑)、単純にそのままの意味で、月に一度、蛍光灯ではなく"ランタン"で明かりを取る日と作ってみましょう、ということ。

"ランタン"といってもおしゃれグッズではなくて、懐中電灯を立てたものだったり、最近ツイッターで拡散されているペットボトルを利用したものだったり、要するに「いざ災害に遭遇して停電したときに使える明かり」をここでは指しています。

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ペットボトルを利用したランタンの例。

www.keishicho.metro.tokyo.jp

もちろん最近は防災用と思えないくらいおしゃれなものも沢山売っているので、そのあたりは皆さん個々人の趣味に合わせてご用意いただくとして、それをぜひ平常時から月に一度くらい使ってみてください。

というのも、停電した状態で懐中電灯などの明かりをもとに生活するのって、実際やってみると結構気持ちが暗くなってしまうこともあって。

そもそも蛍光灯より光量が圧倒的に少なくて暗いんですから、考えてみれば当たり前ですよね。

でも、その当たり前のことが、いざやってみないと五感でわからなかったりして、災害時に急にやり始めると、本当に気分まで暗くなってしまう

そうならないために、「確かに蛍光灯使わないんだから明かりってこんなもんだよな」と日頃から慣れておくために、月に一度"ランタンデー"をおすすめするのです。

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これは大人だけの家庭はもちろん、お子さんのいらっしゃる家庭では特におすすめで、災害時に暗めの明かりしかない状態でもお子さんが怖がらずにむしろ楽しんでくれるきっかけにもなります。

ちなみに懐中電灯や乾電池が自宅にない!という方は、それだけはぜひ明日にでも買っておいてください!!

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月に一度、適当な日でいいので、一晩"ランタン"で過ごしてみる

それだけで、いざというとき色んなことが少しずつ変わってくると思います。