今年もこの日を迎えました。
東北を離れてからも毎年、仕事の都合がつく限りは午後2時46分に黙祷をしてきましたが、被災地にとっては今日だけが震災を思い出す特別な日ではありません。
毎年この時期だけ震災の話をすることに違和感を覚えながらも、節目の時にすら話題にならなくなったら本当に人々の記憶から消えてしまう気もして、複雑な思いを抱えながらも、一度は東北の土地にお世話になった身として何ができるかを考え続けています。
被災地にとって3月11日は大切な人の命日に他ならないと思いながらも、それでも、東日本大震災とは何だったかのかと繰り返し思う自分がいます。
上段左:東松島市震災復興伝承館(宮城県東松島市・2018年)、閖上地区の語り部活動(宮城県名取市・2018年)、下段左:震災遺構となった「たろう観光ホテル」(岩手県宮古市・2018年)、下段中央:新しい地下鉄開通とともに開館した「せんだい3.11メモリアル交流館」(2016年)、下段右:津波跡地に建設中だったジュニパーク岩沼(宮城県岩沼市・2015年)
今日この日の記事に何を書こうかずっと迷って、過去の写真を様々見返したりもしていましたが、私から何かを選んで紹介するというより、やっぱり皆さん一人ひとりに、自分なりに振り返ったり、あるいは未来のための準備をしてもらいたいと思って、今日はいくつか資料をご紹介して終わりたいと思います。
東日本大震災で亡くなられたすべての人が、どうか、少しでも安らかに眠れますように。
そして、新たな災害で悲しい思いをする人が、一人でも減りますように。
【あの日、何があったのか】
・2011年3月11日から72時間の時系列記録
【新たな災害に備えて】
・地震発生時に気を付けること
・災害時のツイッターの使い方
・東京防災;東京以外でも共通の防災知識
・災害用伝言ダイヤルの紹介
・地震雲が怖い人のために