山形県・真室川町(まむろがわまち)からお取り寄せしたお野菜を紹介するシリーズ。
これまで、4回にわたって8種類のお野菜をご紹介してきましたが、
伝承野菜を紐解く① 七夕白ささぎ / 三次郎茄子 - みちなるみちのく
伝承野菜を紐解く② カラフルにんじん / 白丸オクラ - みちなるみちのく
伝承野菜を紐解く③ からどり芋 / むかご - みちなるみちのく
今回は、「とっくりかぶ」と「大根の仲間いろいろ」です。
とっくりかぶは、もともと山形県真室川町の、荒木地区の中川家でのみ栽培されてきた、とても貴重なかぶです。
代々大切に守られてきた種をもとに、今では他の家でも栽培されていますが、それでも出回る量は少なく、今回手に入れられたのはとても有り難いことだと思います。
ずんぐりとした形ですが、首元に近いところが少しだけくびれていて、まるで徳利(とっくり)のような形であることから、そう呼ばれるようになったと言われています。
とっくりかぶは生で食べても辛味が少なく、筋っぽさもなくサクサクした食感が特徴。
また甘酢漬けや炒め物も美味しいということで、我が家でも色々試してみましたが、どれも美味でした!
そして、今回は大根の仲間も一緒に色々いただいたので、まとめてご紹介します。
紅芯大根
…中国原産のかぶの仲間で、皮は白っぽいですが中身は濃いピンク色(まさに紅色!)。
(ちなみに、皮が緑色のものもあります。)
品種としては大根だけど、形はかぶのようにずんぐり。
普通の大根より水分が少なく歯ごたえのある感じ。
紅岬
…ミニ大根の品種の一つで、皮の部分はほんのりピンク色ですが、中身は白。
皮は首の近くが濃い色になるものもあります。
優しい甘みがあってほっくりした味わいです。
紅くるり
…全体的に紅色で、皮も含めた外周がくるり一周濃い紅色になっている。
ミニ大根の一種で、見た目はさつまいもみたい。
シャキシャキとした食感でみずみずしい。
ビタミン大根
…皮は大部分が緑色で、先端のほうだけ白くなっているのが特徴。
やや太め&短め。
通常の白い大根よりもビタミンが豊富であることから名づけられ、最近人気が高まっている品種。辛味が少なく甘いので、生でも食べやすい。
ちなみに普通の大根も一緒に届きましたが、やっぱり大根って、日本人にとってほっとする味です。
山形・真室川町の豊かな自然の中で丁寧に作られた、絶品のお野菜たち。
今は数メートルもの積雪に囲まれて眠る季節ですが、雪解けの季節にはぜひ早春の味をお取り寄せしたいと思います。
またこのブログでもご紹介しますので、お楽しみに!