みちなるみちのく

東北180市町村を回った筆者が、あなたの知らない東北(みちのく)をご紹介します。

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伝承野菜を紐解く④ おかのり / 秘伝枝豆

 山形県・真室川町(まむろがわまち)からお取り寄せしたお野菜を紹介するシリーズ。

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これまで、3回にわたって6種類のお野菜をご紹介してきましたが、

伝承野菜を紐解く① 七夕白ささぎ / 三次郎茄子 - みちなるみちのく

伝承野菜を紐解く② カラフルにんじん / 白丸オクラ - みちなるみちのく

伝承野菜を紐解く③ からどり芋 / むかご - みちなるみちのく

今回は、「おかのり」「秘伝枝豆」です。

 

おかのり、という野菜の名前すら、聞いたことのない方がほとんどかもしれません。

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袋いっぱいに入っていた、おかのり。袋から出すとザルに入りきらないほどのボリュームでした。

見た目は何の変哲もない、緑色の葉っぱ

日本のあちこちの地域で小規模に栽培されていて、寒さに強いのが特徴の野菜です。

名前に「のり」とついていますが、実際に海苔のような風味を持っています。

生ではなかなか感じにくいのですが、おかのりの葉をオーブントースターであぶったり天ぷらにしたりすると、まるで海苔のような味と香りがするようになります。

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左がゴマ油を塗ったグリル、右が天ぷら。こうしてみると、あまり違いがわからない…(汗)

グリルや揚げ物も美味しいですが、実はオクラの仲間でもあるおかのり

さっと茹でて粗くみじん切りにすると、かなり粘りが出てきます。

これを納豆と一緒にほかほかのご飯に載せていただくのも、またオツな味わいです。 

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農家の方も大好きだという、おかのり納豆。ねばねばとろとろ感がたまらない。

ほかにもパスタにしたり、さっとあぶった状態でツナサラダをくるんで食べてみたり。

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(左)おかのりとベーコンのパスタ。(右)あぶりおかのりのツナサラダのせ。

調理のバリエーション無限です。

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(左)葉を広げるとこんな形。オクラと同じアオイ科らしい形をしている。(右)今回は紫色の可愛らしい花もついていた。

 

そしてもう一つご紹介するのは、秘伝枝豆

「枝豆」とひとくちに言っても、一般にスーパーなどで流通しているものから、特定の地域にのみ伝わる珍しい種類まで数多くありますが、今回の「秘伝枝豆」もその一つです。

新鮮な枝豆を手に入れたら、まずはシンプルに茹でていただきいところ。 

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1粒1粒の味が濃い秘伝枝豆。茹で上がった鮮やかな緑色も食欲をそそる。

枝豆本来の甘さが強く、普段手に入る枝豆とは満足感が1ケタも2ケタも違います。

あまりに美味しいので、パスタにしたり、グリルにしたり。 

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(左)秘伝枝豆とカラフルにんじんのペペロンチーノ。(右)秘伝枝豆のグリル。

それでさらに余るくらいたっぷりあったので、残りは冷凍して少しずつ楽しみました。

 

毎度毎度、見ても食べても調べても楽しい野菜たち。

そのほかの野菜についても、引き続き随時ご紹介してまいります!