山形県・真室川町(まむろがわまち)からお取り寄せしたお野菜を紹介するシリーズ。
これまで、3回にわたって6種類のお野菜をご紹介してきましたが、
伝承野菜を紐解く① 七夕白ささぎ / 三次郎茄子 - みちなるみちのく
伝承野菜を紐解く② カラフルにんじん / 白丸オクラ - みちなるみちのく
伝承野菜を紐解く③ からどり芋 / むかご - みちなるみちのく
今回は、「おかのり」と「秘伝枝豆」です。
おかのり、という野菜の名前すら、聞いたことのない方がほとんどかもしれません。
見た目は何の変哲もない、緑色の葉っぱ。
日本のあちこちの地域で小規模に栽培されていて、寒さに強いのが特徴の野菜です。
名前に「のり」とついていますが、実際に海苔のような風味を持っています。
生ではなかなか感じにくいのですが、おかのりの葉をオーブントースターであぶったり、天ぷらにしたりすると、まるで海苔のような味と香りがするようになります。
グリルや揚げ物も美味しいですが、実はオクラの仲間でもあるおかのり。
さっと茹でて粗くみじん切りにすると、かなり粘りが出てきます。
これを納豆と一緒にほかほかのご飯に載せていただくのも、またオツな味わいです。
ほかにもパスタにしたり、さっとあぶった状態でツナサラダをくるんで食べてみたり。
調理のバリエーションは無限です。
そしてもう一つご紹介するのは、秘伝枝豆。
「枝豆」とひとくちに言っても、一般にスーパーなどで流通しているものから、特定の地域にのみ伝わる珍しい種類まで数多くありますが、今回の「秘伝枝豆」もその一つです。
新鮮な枝豆を手に入れたら、まずはシンプルに茹でていただきいところ。
枝豆本来の甘さが強く、普段手に入る枝豆とは満足感が1ケタも2ケタも違います。
あまりに美味しいので、パスタにしたり、グリルにしたり。
それでさらに余るくらいたっぷりあったので、残りは冷凍して少しずつ楽しみました。
毎度毎度、見ても食べても調べても楽しい野菜たち。
そのほかの野菜についても、引き続き随時ご紹介してまいります!